第3回イスラーム・セミナー「イスラームと女性の権利」
2005年12月10日(土)


(以下ニューズレターVol.3No.4より抜粋)
 
平成17年12月10日(土)午後2時より拓殖大学文京キャンパスS館401号教室で当研究センターの第3回目のイスラーム・セミナーが開催された。参加者は学生や一般の人を含めて約120人であった。

セミナーはこれまでシャリーア(イスラーム法)に関するテーマを取り上げイスラームの理念と実態を提示し、参加者にイスラームの正しい理解を深めてもらうために外国から講師を招いて開催してきた。

パキスタン・リプハ国際大学副学長アニース・アフマド博士の講演の写真
パキスタン・リプハ国際大学副学長アニース・アフマド博士の講演

昨年はシャリーアにおける「ハラール(合法)とハラーム(禁止)」について主に飲食物の面から見たシャリーアの規定と実態を、特にインドネシアとマレーシアで個々の商品を調査しハラール認証を出している機関で働く責任者の方においでいただき、各国の取り組みと実態について講演してもらった。

今回選んだテーマは最近欧米社会で話題になった女性イスラーム教徒のヒジャーブ(髪の毛を隠すスカーフのような覆い)問題などからイスラームにおける女性の地位や権利について正しく伝えられていないと感じることが多く、そのため、改めてシャリーアにおける女性の立場と権利を明らかにし、イスラーム社会でのその実態について知ってもらう目的でセミナーを開催した。

今回はパキスタンからはリプハ国際大学副学長のアニース・アフマド博士にパキスタンにおけるイスラームと女性の地位について講演していただき、日本在住でマレーシアのイスラーム国際大学の博士課程に学ぶインドネシア人イェティ女史には自らのインドネシアとマレーシアと日本での体験を語ってもらうことになった。

講演会はいつものようにクルアーンの朗誦から始まり。森伸生イスラーム研究センター長の開会の挨拶に続き、森本敏拓殖大学海外事情研究所所長から今回のセミナーの意義についての話があった。セミナーは休憩を挟んで二部に別れて三つの講演と質疑応答という形式で行われた。

(講演の要約はニューズレターVol.3No.4(PDFで表示)をご覧ください)

 

 

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