クウェイト大学大学生との交流
2006年6月29日(木)


 平成18年6月29日(木)、クウェイト大学石油工学部機械工学科のスハイラ教授(女性)と学生9名が拓殖大学八王子キャンパスを訪れ、アラビア語履修中の本学学生と交流を行った。今回で4回目の交流会である。

 一行は6月20日から8週間の日本研修の日程で来日した。本交流企画は海外技術者研修協会(AOTS)中東協力センターの委託を受けて、クウェイト大学石油工学学部の学生を対象に、日本の石油産業についての理解、また日本人学生との文化交流や日本での異文化体験を通して、両国の一層の協力関係向上を目的として実施したプログラムの一環である。本学学生との交流企画はAOTSからイスラーム研究センターが依頼を受けて行ったものである。

記念品を交換する クウェイト大学スハイラ教授と 森イスラーム研究センター長
記念品を交換するスハイラ教授と森センター長

 当日、クウェイト大学一向10人とAOTSの実施担当者が八王子キャンパスに午前9時30分に到着。本学側は森イスラーム研究センター長、柏原同主任研究員、ザキ同研究員、武藤同客員教授、徳増同客員教授、石川研究支援課課長、孫崎研究支援課員が、彼ら一行を出迎え、管理棟3階会議室へ案内した。一行はクウェイト国旗が掲揚されているのに気づき、喜びと感謝の意を表していた。会議室では本学アラビア語受講生20名がすでに待機しており、一行を拍手で迎えた。まずは、森センター長から歓迎の挨拶があり、一行からは引率教官・スハイラ教授が挨拶を行い、次いで一行の自己紹介が行われた。本学生もそれぞれにアラビア語で挨拶と自己紹介を行った。休憩をはさみ、柏原研究員による「日本とイスラームの関係史」についての講義がアラビア語で行なわれた。その後、クウェイト学生がクウェイトの歴史、文化についてアラビア語で講演を30分間行った。午前のスケジュールの最後として、一行を図書館に案内して、竹内図書課課長の説明を受け、アラビア語蔵書などを紹介した。

 昼食は麗澤会館2Fのカフェテリアの一角にコーナーを設け、本学生とクウェイト学生が、打ち解け、和気藹々の中、食事が行われた。特に共同作業でお好み焼きを作ったが、クウェイト学生は日本の料理に驚きながらも非常に喜んでいた。午後の部は、昼の礼拝の後、会議室に戻り、本学学生とクウェイト学生を3班に分けて、ワークショップを行った。うまく意思疎通ができるかどうか懸念されていたが、学生同士すぐに打ち解けて、アラビア語、英語で話が盛り上がってきた。30分間のワークショップの後に、それぞれの班の本学学生・クウェイト学生の代表が、両国の風土、慣習、文化、宗教の違いなどの感想を述べた。一通りのプログラムを終えたところで、スハイラ教授が感謝の言葉を述べ、森センター長に感謝のペナントを贈呈し、森センター長も拓殖大学からの記念品を贈呈した。

 会議室を出て、恩賜記念館の前で全員の記念撮影を行い、恩賜記念館の中を見学した。これですべての交流プログラムが終了した。半日の交流であったが、学生たちは非常に打ち解け、お互いの住所を交換するなど、クウェイト学生がバスに乗り込むまで別れを惜しんでいた。一行は午後2時40分に八王子キャンパスを後にした。

 

 

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