イスラーム研究所
2018年度「タフスィール(クルアーン解釈)公開研究会」のご案内 |
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イスラームの原点であるクルアーンの理解を深めるためのタフスィール研究会は、今年度で12年目を迎えます。 今年度も引き続き、クルアーンに興味のある方ならどなたでも参加できる公開研究会という形式をとり、参加者を募集します。今年度は7回開催し、毎回一人の発表者が担当します。 研究会の趣旨: イスラームの啓典「クルアーン」は、ムスリム(イスラーム信徒)の行動の原点です。ムスリムは行動の正当性をクルアーンの解釈の中に見出し、さらに、政治、経済、文化など社会生活のすべての現象においても、その正当性をクルアーンの解釈の中から導き出してきていると言っても過言ではありません。そのためイスラーム誕生の当初から、ウラマー(イスラーム学者)は様々な角度からクルアーンの解釈に挑戦し、1400余年の歴史と広大な版図の中で、多くの解釈書が著されてきました。現代のイスラーム研究者にとって、クルアーンがどのように解釈されてきたかを知る事は、イスラームの理解にも、イスラーム社会で起きる現象を理解する上でも欠かせません。しかしウラマーによって書かれたクルアーン解釈を解明していくためには、アラビア語はもちろん、イスラーム学の素養が必要となるため、イスラーム圏においてイスラーム諸学を修めた研究者の協力を得て、ここにようやくその機会を得る事ができました。これは日本で最初の試みです。今後も年次を追って、研究会を積み重ねていくことによって、日本におけるイスラーム理解の基礎を確立していく事ができると考えています。 研究方法: クルアーンの中でも特にムスリムが毎日の礼拝のたびに口にする第1章の開端(アル・ファーティハ)章(7節)とムスリムの日常生活に関わりの深い規定が多数述べられている第2章の雌牛(アル・バカラ)章(286節)の解説を取り上げた第1回(2006年)から、順調に回を重ねて、9年目には第12章の「ユースフ章」章(111節)及び第13章の「ラアド章」(43節)を研究しました。10年目には、第14章の「イブラーヒーム章」(52節)と第15章の「アル・ヒジュル章」(99節)及び第16章の「蜂蜜章」(128節)、11年目には第17章の「夜の旅章」(111節)、第18章の「洞窟章」(110節)を研究しました。 そして12年目になる今年度は、第19章の「マルヤム章」(98節)、第20章「ターハ章」(98節)を古典的な解釈書、現代的な解釈書を合わせて読んでいきます。各章を大きく6つに分け、それぞれの担当が分担し、重要な部分を中心に解説していきます。 回数: 年6回(正確な日時や場所については追って参加者に通知) 2017年 第1回. 5月20日(土) 14時〜16時 発表者:森 (第19章1〜33節) 第2回. 7月22日(土) 14時〜16時 発表者:有見(第19章34〜58節) 第3回. 9月16日(土) 14時〜16時 発表者:野村(第19章58〜98節) 第4回. 11月25日(土) 14時〜16時 発表者:四戸(第20章1〜35節) 2018年 第6回. 1月27日(土) 14時〜16時 発表者:武藤(第20章36〜64節) 第7回. 2月24日(土) 14時〜16時 発表者:柏原(第20章65〜98節) 対象: 可能な限り、年間を通じて研究会に参加できる人 研究発表メンバー: 森 伸生 イスラーム研究所長 四戸潤弥 同志社大学神学部教授 野村明史 海外事情研究所助手 有見次郎 イスラーム研究所客員教授 武藤英臣 イスラーム研究所客員教授・シャリーア専門委員会委員長 柏原良英 イスラーム研究所主任研究員 (発表順) 登録費: 初回参加時に 登録費として1,000円 申し受けます。 参加希望者は、ファックス申込用紙をご送信下さい。 送信先: 拓殖大学 学務部オープンカレッジ課 FAX : 03(3947)7265 研究会についてお問合せ先: 拓殖大学イスラーム研究所 TEL : 03(3947)2418 (平日 13時〜18時) |
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