研究所紹介 | イスラーム研究センターニューズレター Vol.2 No.2 |
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研究員紹介 | 平成16年 10月19日発行
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研究成果→ ニューズレター Vol.2No.2 |
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発行人 拓殖大学イスラーム研究センター |
◆◇◆イスラーム法入門(2)◇◆◇ |
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◆◇◆第18回蔵王ACT文化交流セミナー
講演記録 『イスラームにおける国家と外交』◇◆◇ イスラーム研究センター研究員 ザキ ムハンマド |
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◆◇◆イスラーム団体訪問記◇◆◇ シャリーア専門委員会委員長 武藤英臣 |
8月3日から約3週間にわたり、マレーシア、オーストラリア、インドネシア、シンガポールのイスラーム諸団体を訪ねた。その概要を以下報告する。 8月3日〜10日、マレーシアのサラワク州都クチンで東南アジア・大洋州地域イスラーム宣教評議会(RISEAP)総会に出席した。これは、2年毎に開かれ、今回は第12回総会、16ヶ国から29団体の57名が参加した。事務局はマレーシアの首都クアラルンプールに置かれているが、会長はサラワク州の首相(Chief Minister)である。 RISEAPは、東南アジア、太平洋諸島のムスリム少数社会のムスリムのための組織が必要とのことから、マレーシア連邦政府のバックアップで、1980年11月に創設されている。 前回と同様に、今回の総会でもハラール認証問題が提起された。しかし、事務局長がハラール認証は、各国の国内問題であり、本総会では取上げない旨発言があり、場外での不満応酬となった。フィリピンの団体は、一部の国がフィリピンの認証を拒否していると強い不満を述べていた。 8月11日〜15日、シドニー。イスラーム評議会オーストラリア連盟(The Australian Federation of Islamic Council Inc.)を訪ね、その案内で、シドニーから300キロ程離れた町の一日480頭の牛を処理する中規模ハラール屠殺食肉工場を見学した。牛の追い込み、感電させ気絶させてからイスラーム方式による屠殺方式、解体、食肉製造作業を具に見学した。また別途、オーストラリア・ハラール認証社(Halal Certification Authority, Australia)が認証する鶏処理工場も見学した。この会社は、一週間に350,000羽を処理するオーストラリアで3番目の規模の会社で、ここでは鶏をイスラーム方式で処理する工程を見学した。 8月13日金曜日にはオーストラリアのムフティと懇談した。その際、小生がアズハルのシャリーア学部の後輩である事が判り、彼は小生を大歓待した。同窓生は有難いものだと感じた。 8月15日、ジャカルタへ移動し、インドネシア宗教問題省のイスラーム担当部局を訪問した。その後、ボゴール農業大学を訪ね、大学内にある食品・薬品・化粧品検査研究所でハラール認証に関し意見交換をした。その際、(宗)日本ムスリム協会のハラール認証は、インドネシアのイスラーム学者評議会(MUI)が認める海外のハラール認証団体の一つとしてMUIリストに記載されている旨話があり、そのリストを入手した。 8月19日、シンガポールへ移動し、その歴史が70年というジャミヤ・シンガポールを訪ねた。また彼等が運営する成人教育教室、孤児院、養老院、救急病院等を見学した。翌日は、シンガポール・ムスリム改宗者協会を訪ね意見交換した。この協会の代表は、RISEAPの常任副会長である。 |
◆◇◆イスラーム研究センター・講演会開催◇◆◇ |
平成16年度イスラーム研究センター主催による第1回目の講演会が、6月26日午後2時半より文京キャンパスで開催された。今回の講師は、当イスラーム研究センター客員講師であり同志社大学神学部教授である四戸潤弥氏で、テーマは「明治はいかにイスラームと接したか」という題で、40人くらいの学生や一般の参加者を前に行われた。 講演は、明治時代に受け入れられたイスラームを当時は珍しい日本人イスラーム教徒有賀文八郎氏の活動を通して、日本社会の中でイスラームがどのように受け入れられたかについて話された。 当時、イスラームなど馴染みのない日本のような社会で、いかにそれを理解させ受容させていくかという氏のやり方は、現在の日本社会においても参考になる面が大いにあると講師の四戸氏が具体的な例を挙げながら解説された。 |
◆◇◆海外からの来訪者◇◆◇ | ||||
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◆◇◆お知らせ◇◆◇ | ||
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拓殖大学 イスラーム研究所 |